回想法とは、楽しかったとを思い出して心の元気を取り戻し 今&未来を明るく楽しく生きていこう♪という療法です。 一般的なカウンセリングは辛いことを中心にお話をお聞きすることが多いと思います。 心療回想法は回想療法士と楽しいことを中心にお話をお聞きしつつ、おしゃべりする感じで 考え方をポジティブな方向に持っていく方法と捉えていただいても良いと思います。 回想法は大きく分けると2つあり 1.レクリエーション回想 グループ(集団)を対象とし、 目的は皆に笑顔を取り戻させること 2.心療回想法 個人を対象とし、目的は認知症の防止や改善・精神疾患の改善 が、あります。 実際に一般的なカウンセリングだと、辛いことを中心に話して聞いてもらうだけで 辛い気持ちが晴れることなく何となくモヤモヤした気持ちのままではないでしょうか。 それが回想療法のカウンセリングだと、回想療法士とおしゃべりする感覚なので 辛いことを話しても話していくうちに視点が変わり、楽しい気持ちになっていきます。 回想法の歴史は1960年代、精神科医のロバート・パトラー氏が提唱し 精神科医の精神療法として開発されました。 このパトラー氏は患者さんの病歴だけでなく、生育歴を知る必要性を感じ、 家族との関わりを大切にされた医師だったようです。 また、患者さんは記憶をなくすから病状が進むのではなく、 記憶は健常者と同じように持ちながらも、 思い出すことに問題があるということも唱えられたようです。 その後、療法的なアプローチとして研究が進み、 生きることに充実感が生まれ、死に対する不安さえも軽減させる精神療法として、 イギリス・アメリカ・オーストラリアでも広く実践されています。 日本では、医療保険対象の精神療法としても実施されています。 |